Q.何度も不採用を受け取って落ち込む心を切り替える方法はありませんか?
就職活動中の学生です。
数か月前から就活セミナーに参加したり合同説明会に行ったりしながら自分なりに就職活動をしてきました。
私が希望をしているのは金融系の仕事なのですが、希望する企業はどこも非常に競争率が高く一次選考を通るのがやっとといった状況です。
現在在学中の大学は都内ではそれほどランクが高い方ではなく、一流大学の学生と比べられて門前払いを受けていると思うとどうしてもっと高校時代に頑張らなかったんだろうという強い後悔の念が押し寄せてきます。
頑張って面接に行っても不採用になってしまうので、自分には人間としての価値がないのだろうかと思い込んでしまうこともあります。
とはいえこれからもなんとかして仕事を見つけなければいけませんので、そんな落ち込んだ気持ちをなんとか切り替えようと思っています。
就職活動で悩んだり壁に当たってしまったときにどんな心構えで乗り切ればよいか、どうかアドバイスをください。
A.自分を追い込まずにまずは足元をしっかり見てください
就職活動に関する悩みはかなり深刻です。
特に年配世代の人にとっては何度も就職活動に失敗するという経験そのものがないので、悩んでいるということを伝えても「甘え」として切り捨てられてしまうこともよくあります。
就職活動がうまくいかずに落ち込んだときにはまず周囲のことはひとまず忘れて、自分自身のことだけを考えるようにしてみましょう。
よく言われる言葉に「うまくいっているときほど自分を疑え、うまくいかないときほど自分を信じろ」というものがあります。
うまくいかないことが続くとどうしても自信をなくして自分に価値がないと思ったり他人よりも劣ってしまっているのではないかと考えたりしますが決してそんなことはありません。
就職活動で不採用になったとしてもそれは縁がなかったのだときっぱりと割り切り、次にどうしたらうまくいくかということを考えるようにしましょう。
それと一つ気になったのが希望の職種を金融系の有名企業にだけ絞り込んでいるのではないかということです。
どうしても就きたい仕事がありそこでしかかなえられない夢があるということならば何も言うことはないのですが、もし安定性やネームバリューを優先して就職先を選んでいるようなら今一度考え直してもらいたいです。
何か一つのことに強くこだわってしまうとその場所でうまくいかなかったり否定されたりしたときに世の中すべてに否定されたかのように感じてしまいます。
ですが就職先は一つではありませんし業界もたくさんあります。
少し視野を広くして自分の将来についての計画を今一度考え直してみることをおすすめします。
既卒や第二新卒にも十分チャンスはあります
新卒での就職活動は確かに大変ですが、実は苦労に苦労を重ねて狭き門を潜り抜けてもそのあとすぐに退社をしてしまうという人もかなりの数見られます。
業界にもよりますがだいたい就職をして3年以内に3人に1人は退職をしてしまっているということがわかっています。
当然企業はその分の穴埋めをしなければいけませんので、既卒者や第二新卒者に向けての採用活動を行います。
悪い結果を前提にするのもよくないですが、もし新卒として思うような就職先に行けなかったとしてもその後何度でもチャンスはあります。
どんな仕事でも何か経験があることでそれを強みに次のキャリアに続けていくということも可能なのであきらめずに自分の足元を固めるようにしていきましょう。