インターンは本当に就職に有利か？
海外企業では多く行われているインターンシップですが、日本でも遅ればせながらも浸透してきました。
インターンシップでは実際に就職活動を開始する前の学生を募って業務を体験してもらい、仕事への適正や人間的な能力を見るというものです。
アルバイトではないので給与額は低めですが、学生にとっても就活前に企業の採用担当者に顔を覚えてもらえるという大きなメリットがあります。
そのため人気企業のインターンシップ申し込みはかなりの倍率になることも多く、有名大学在籍者やOBの就職している人などコネがないとなかなか参加できないということもよくあります。
しかしインターンシップを受けたから必ずその後の活動で有利になるとは言い切れず、むしろそこで悪い印象を持たれて就職できなくなるということもあります。
インターンシップに参加をするならそこで何をしたいかということをしっかり意識し、本番の就職活動にマイナスにならないようにしていきたいところです。
インターンシップはあくまでも練習と割り切る
インターンシップで失敗しがちな学生というのは、案外インターンシップに過剰な期待をしている人であったりします。
インターンシップにさえ参加すれば無条件でよい印象に思ってもらえると思っていたりして、仕事そのものよりも周囲への売り込みにばかり熱心になっていることがよくあります。
しかしインターンシップはそれ自体が就職採用活動ではないため、そこではあくまでも仕事を体験するということに目的がとどまります。
学生にとっては希望の企業の雰囲気を知ることができるとともに、面接などの練習をすることができます。
参加それ自体を目的化せず、自分のためにすることという意識を持っていきましょう。